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近況報告とウルQ座談会

 ウチのHP「結城小太郎の大部屋」の掲示板を閉鎖しました・・・。理由は、エロ業者がうっとうしいんじゃ~!・・・です。


 ここからの、この文章は、岬浩一さん達のウル博で、「ウルトラQ」を読んでからお読みください。

こちらから

読んだ貴方はどうぞ。
追記にて去年行った、座談会の模様をお伝えします。
(きちんと岬さんの許可はとってあります)


2005/9/10(土) ウルトラQ座談会

場所・マクドナルド(調布駅南口前)

参加者(敬称略)
岬浩一(表記・岬)
ada―ky(ada)
ゆうた人(ゆうた)
結城小太郎(結城)

編集・結城小太郎


 皆様、はじめましてorお久しぶりでございます。昨年(2004年)初頭に「ウルトラQ」を書かせていただいた結城小太郎です。
 今回はゆうた人さんの提案で「ウルトラQ」の打ち上げをやることになりました。それではお楽しみ下さい。

ada「ちなみに、ウルトラQって、古いテレビですか?新しいヤツ?」
 岬 「いや、この3人で書いたQですね」
ada「あ、なるほど…。私、それ読んでないのに司会しなくちゃなんないんだ(苦笑)」
ゆうた「だから岬さんのノートPCがあるんですよ」
 岬 「はい!ここからですね」
 adaさんは、岬版「ウルトラQ」を未見の為、岬さんのノートPCで目を通してもらう事に。
ゆうた「ちなみに長いです」
結 城「4話分は長いですよね~」
 岬 「4話分を今ここで読めったって、至難の技だし無理なんだけど」
 で、目を通してます、adaさん。
結 城「…実はですね~。もう話の大半忘れちゃったんですけどね~(笑)」
 岬 「いや、俺もほとんど…今しゃべれと言われても…(苦笑)」
ada「これって完全合作なの?」
 岬 「合作じゃない。オムニバスにして、1話・4話を僕、(ゆうた人さんを指差し)2話、(結城を指差し)3話…」
ゆうた「庭には2羽ニワトリがいる…そんなノリで」
ada「どんなノリだよ」
 岬 「話は、みんなバラバラですわ」
結 城「2話でそんなダジャレ言われたら、私も考えないと…3話…」
ゆうた「さわには3羽サワトリがいる…サワトリってなに?」
結 城「♪さんわわ~、さんわわ~」
 岬 「サワガニにするしかない」
ゆうた「♪サ~ンワ、ビ~バサ~ンワ」
結 城「(笑)よく出てきますね~感心しますよ」
ゆうた「カラオケで、最後の1曲で『マツケンサンバⅡ』を入れられると、すごいイライラしますよ」
結 城「なんで?」
ゆうた「あれ前奏すごい長いんですよ。だからいつまで経っても歌が始まらなくて、『早く!』みたいな」
ada「それは、完全に振付け覚えてないと、ってことでしょうね。踊ってれば長くないと思うし。…て、今日の趣旨はマツケンサンバですか?」
 岬 「ま、にたようなもんだね…てどこがよ!」
ゆうた「エンタメってことで」
 岬 「そうね。すべての事はウルトラにつながる…」
ada「(1話を見ながら)ちょっと…なんだこれ…『梨華ちゃん卒業とか言われても私のガラじゃないもん』…て(笑)」
 石川梨華ネタですね。これ書いてた頃はなっち卒業の頃ですよね。
 岬 「そう。すべてのことはウルトラに通じてるって事で(苦笑)」
ゆうた「僕が書いた話でも小ネタはさむ予定あったんですけどね」
 岬 「あったっけ?」
ゆうた「『ウルトラマン21』にふれる、みたいな話はちょこっと」
 岬 「ああ、あったんだよね」
ゆうた「ちょこっとあったんですけど、入れる意味ないかな、と思って切っちゃったんですよ」
 岬 「あれ、どういうタイミングで入れようと思ってたんだっけ?」
ゆうた「テレビ局で放送してる番組が『21』だ、って設定で、(Qは)怪獣が出てくる世界観だから『21』は空想特撮モノじゃなくて、ドキュメンタリーだ、と。怪獣退治をやってる若人の密着ドキュメント、みたいなノリで想定してたんですよ」
 岬 「そうだ、そういえばそんな話もあったね」
ゆうた「お、裏話っぽいのが出てきたぞ(笑)…でも物語と関係ないし、他人の作品なんでやめたんですよ、くだらないかな、とも思ったし」
 岬 「いや、くだらなくはないよ。単純にそのネタが、作品のノリとうまく作用するかの問題で」
結 城「あ、私も他の作品でその手使いました」
 岬 「ほら。やってる人もいるから(笑)」
結 城「『仮面ライダーSPARK』という作品で、深山さんの作品出しちゃったんで…。昔、こういうライダーがいたんだよ、という風に…」
 深山蒼夢さん。結城の「Q」のイラストを描いてくれた方です。結城と岬さんと同じ同人誌で「仮面ライダー∑」という作品をお書きになっていました。
 岬 「まあ、いいんじゃん。オレは別に他人の作品とか考えないし。ジオなんてね、やりたい放題やってるもんね?」
ゆうた「(笑)やってますね…」
 岬 「ジオの世界から逸脱はしないけど、岬の世界になってる」
ゆうた「キャラクターとしてはシオリちゃんですよね」
 岬 「あそこにシオリちゃんを入れた時点で、岬の世界50%しめてるんで、仕方ないよ。それをトミ(富久さん)はわかってたからね…。でもあの『Q』を書き始めて…皆にアンケートをとったじゃない。好きなウルトラなんだった?みたいな」
ゆうた「ああ、はい」
結 城「…ありましたっけ?」
 結城、まったく覚えてません…。
ゆうた「結城さんは、短いから書きなおすって言ったんですよ」
結 城「そうでしたっけ?」
ゆうた「で、僕『スペシューム光線』って書いて、岬さんに突っ込まれたんですよ。『ゆうたくんはスペシュームって書くけど、岬としてはスペシウムだよね』って」
 岬 「そうそう、そうだった。そう書くのはこの年代だからだな、って書いた」
結 城「え?ゆうた人さん、おいくつですか?」
ゆうた「僕ですか?♪それは秘密秘密~」
 岬 「なんで隠すんだよ!?(笑)」
結 城「(笑)女性じゃないんだから」
 岬 「(自分のキャラを)どっちに持っていきたいの?若く?それとも上の方に?」
ゆうた「あいまいな方に」
 岬 「なんじゃそりゃ」
結 城「じゃあ、M78星雲から来た二万歳ってことで」
ゆうた「それほど人生経験つんでればいいんですけどね」
 岬 「二万歳な~」
結 城「私はもうすぐ33歳ですけど『スペシウム』ですね」
ゆうた「本当はスペシウムなんですよ、自分でも。でも、なぜかあの時『スペシューム』と…。自分でもなんでああ書いたかわからない…」
 岬 「ウル博かどこかでも書いたことあるんだけど、『スペシウム』と書く人間は、ヤマトの『スターシャ』は絶対『スターシア』と書く。分かる人少なかったけど。スターシアはスターシアであって、スターシャじゃいけないんだ、と。娘のサーシャはサーシャでいいんだけど、スターシアの娘のサーシアはサーシアでないといけない。その辺を分かる人は少ないよね」
 …すみません。結城、書きながら聞いてても、よく判りません…。
 岬 「でも、ヤマトのコアなのって少ないんだよね~。皆ガンダムなんだよね…。で、話戻すけど、アンケートを書いてもらって『好きなウルトラシリーズ』で書いてもらったら、なんだかんだで初代ウルトラマンが人気だったんだよね」
ゆうた「そう。で、結城さんが1人『タロウ』を出してるんですよ」
 岬 「そう。タロウ」
結 城「あ、そういえば思い出した」
 岬 「結局、初代とタロウだったらどっちが上になるの?」
結 城「え?…出来としては初代『ウルトラマン』…ネタのつくりは『タロウ』…」
 岬 「やっぱりな~」
結 城「おバカなネタをやるな~って(笑)」
 岬 「オレも結城君的には絶対そうなんだろうな、と思った。基準はタロウなんだけど、この場だから『初代』を挙げてるんだろうな、と」
結 城「でも総合的には初代が上ですけどね」
 岬 「だってさ~。結城君の今までの作品をずっと見てきてさ~、絶対タロウ肯定派じゃなきゃ思いつかないようなドラマ仕立てになってるからさ」
結 城「(笑いつつ)そうでしたっけ?…そうかもしれないですね、はい」
 岬 「オレなんか絶対書けないようなの書いてるし」
ada「すいません…。今回、司会をおおせつかったのですが…」
 岬 「読むの大変でしょ?」
ada「今読んでる途中ですが…ついつい読みこんでしまって、黙ってる人になってますが」
ゆうた「大丈夫です」
結 城「時間まだまだありますから」
ada「面白くてつい読んでるんですけど」
 岬 「ああ、どうぞ」
ada「今、2話目突入です。ナナメ読みですけど、何というかさ、『正しく昔のドラマ』だよね。小ネタとかセリフ回しとかね」
 岬 「そうでしょ?」
ゆうた&結城「すいません、すいません」
 と先に謝るふたり。
 岬 「(ふたりに)大丈夫だから。絶対大丈夫」
結 城「タロウっぽくなってます」
ゆうた「あの~…」
 岬 「あのな、adaさんだったらね、俺と同じ事言うと思うんだけど…まあ読んで」
結 城「なんか…」
 岬 「大丈夫。自信持って」
結 城「…なんか判決を待つ気分ですわ(苦笑)」
ada「(笑)」
ゆうた「そこまでじゃないけど…でも考えてみたら、僕の書いた特撮系のシナリオでちゃんと載ってるのって、この『Q』と、他の人と書いた『仮面ライダーBLACK』のIF物・劇場版くらいなんですよ。ゴルゴムから脱走したのがシャドームーンの方だったらという内容をテレビシリーズで考え、更に再編集して劇場版にしたものなんですけど、多分、ネットで出したのこの2本だけです」
岬・結城「へえ~」
 岬 「それは見れるの?」
ゆうた「はい。ウチのサイトに」
 岬 「あ、あったな。そういえば。オレはそもそも『BLACK』見てなかったから、コメントできないなと思ってみてないのよ」
ada「あ、一つ言っていいですか?」
 岬 「はい、どうぞ」
ada「(ゆうた人さんに)オマエ、歳ごまかしてるだろ!?」
 ゆうた人さん、爆笑。
 岬 「ほらな~」
ゆうた「予想通り…」
ada「なんだこの世界は…本当に(笑)」
 岬 「金城哲夫の時代のシナリオだよね?」
ada「本当に」
 岬 「緊迫感の中に牧歌的なセリフが出て来たり」
ada「モグラが顔出すところとかさあ。まんま初代ウルトラマンの世界だよ」
ゆうた「(笑いつつ)PONさんが同じ事言ってましたよ、メールで。『アンタ本当に歳いくつ?』って。PONさんに挿し絵描いていただいたんですけど、それで『本当に歳いくつ?』て」
ada「モグラ萌え~みたいな…。とか言うとPONさんに怒られるから言わない。そういう世界じゃないって怒られるから言わない!」
 岬 「でもあのモグラもよく描いてくれたね、PONさん」
ada「まんまだもんね」
ゆうた「この話、伝説が、創作っていうか完全に僕の勝手な空想なんですよ」
 岬 「あ、そうだったね」
ゆうた「僕が東京の地理に詳しくないもんですから、岬さんに地理のことを手伝ってもらったんですよ。で、舞台になる山を高尾山にしようっておっしゃっていただいて、実際には高尾山にこんな伝説ないんですよ。それがイヤだなと思って。仮にそういう舞台でやるなら、舞台ありきでやるなら、高尾山に実際にある伝説をやったと思うんですけど」
 岬 「いいんじゃん?あれは『たかおやま』ってことで」
ゆうた「だから、それがイヤだったんで、架空の山を作って書いたんです」
ada「やりかたとしてはさ、歴史っていうのは表に出てくるのと、いわゆる『ニセモノ』とされている歴史とか色々あるわけじゃない?偽書とされている歴史の本の中にこういうのが載ってた、っていう話でもいいわけだよね。歴史界では否定されているけど、こういうのがあった。とか…」
ゆうた「でも実際の伝説にもとづいてない、というのが、僕としては泣き所ではある…」
 岬 「いや~」
ada「泣き所ではないと思うよ。そんなのは。実際のネタに基づいても、ダメな話はいくらでもあるわけだし」
ゆうた「あくまで、自分で書いてて、ひねりがないというか、本当にそういう伝説があったら良いのにな、と…」
ada「この地図を食ったから、やたらと地理に詳しくなる…アンキパンか!いいなあ、このネタ」
ゆうた「オチは…」
 岬 「そこのオチな~。オチはちゃんとひねって終わったよね」
ada「あ、ネクストストーリーになってる」
ゆうた「なんであのオチになったかな…自分でもわからない」
 岬 「あのオチについてはオレも言ったよね。なんて言ったっけかな~」
ada「紺野くん出てる、紺野くん」
結 城「あ、私の脚本ですか…?」
 岬 「藤本くんもいるよ」
結 城「最初、中澤にしようか迷ったんですよね(笑)」
ada「先生が中澤とか?」
 岬 「あれ?先生って名前付いてなかったっけ?」
結 城「あ、はい。たしか…先生は名前無いです」
ada「藤本、キャラがまんまだよ」
 岬 「うん。そうだよね、藤本はキャラまんまだったよ」
ada「そうすると涙目で抗議されるんだよ、『(藤本さんは)そういう人じゃないのに~』って(笑)」
ゆうた「そっち系のネタがあったんですか!?」
結 城「そういえば、モー娘。ネタは入れましたっけ(本気で覚えてない)」
 岬 「いいんだよ。分かる人にはわかるネタで」
結 城「きっと今なら(紺野を)亀井にするんですけどね~」
ada「小川と新垣も出てるし…(笑)」
 岬 「そうそう。(結城に)え?なんで亀井にしなかったの?」
結 城「え?この頃はまだ好きじゃなかったから」
 岬 「そうだっけ?じゃこの頃は?」
結 城「やっぱり紺野さん」
ada「この頃はまだ亀井も出だしでしょ?」
結 城「はい。亀ちゃんもまだ『エリザベスって呼んで下さい』って言う直前か、言った頃か…」
 岬 「そうか。ようやく(おバカを)やりだした頃か」
 ゆうた人さん、沈黙…。それを察して岬さん
 岬 「…わかんないよな。わかんなくてもいいんだよ」
ゆうた「実はこういう話だったのか…」
ada「紺野のモノローグの『紺野M』っていうのが別の意味に見える…」
結 城「紺野はM(笑)…小ネタ、あったんだ…全然覚えてない…(苦笑)」
 岬 「でもさ、結構作者も思っていないような事をさ、読んだ人が深読みして『こうなんですね!?』って言ってくる事ない?」
ゆうた「深読みした事ありますよ。『21』の10話でしたっけ?未来からの…」
 岬 「ああ、未来から来て…」
ゆうた「で、あれは『2020年の挑戦』のオマージュですね?って話をしましたよね」
 岬 「ああ、はいはい。そういう意見もらったような記憶ある」
ゆうた「で、『まったく関係ありません』って返事もらいました」
 岬 「オレ、正直~(苦笑)」
ゆうた「で、『関係ありませんけど、そう取ってもらってうれしいです』って」
 岬 「よかった。人間として落っこってないな」
結 城「私は、そんな深い話書いたことないんで言われた事ないですよ(苦笑)」
 岬 「これね、人間年取ってくると、『そうなんですよ』って言うようになるのよ。そんな覚えもないのに」
ada「4話に入ったよ」
 岬 「ああ、じゃ、もうちょっとしたらadaさん家が壊されますから」
ゆうた「でもいいじゃないですか。怪獣映画で自分の家が壊されるって」
 岬 「adaさん家周辺、地獄絵図だよ」
結 城「でもあの岬さんのオチはね~。私も(今回のQにウルトラマンを)何度出したいと思った事か!」
 岬 「て言うかさ、アレはオレも卑怯な手だと分かっててやったんだけどさ、誰でも考えるじゃない?」
ゆうた・結城「はい」
 岬 「あの手の話のつなぎ方はさ。ただ誰も、真面目大風呂敷広げてやるヤツがいないからさ、なんでやらないんだろう?って思いながら書いた、ってのはある。…まあ、あとはさ、所詮バルタンだからさ、じゃあもうオレが書いてやるよ!みたいな感じになっちゃってさ…」
ゆうた「僕も、話の収拾のつけ方に困って、ウルトラマンに頼っちゃおうかと」
 岬 「うん。言ってたよね」
ゆうた「怪獣の倒し方に困っちゃって。出したは良いけどどうやって倒そうって思っちゃって…。ウルトラマン出してスペシウム光線しかないかな~って思って。だから世界観も『ウルトラマン』の世界観であえて『Q』をやる。科学特捜隊がいるのに、星川航空がメインで…。3人ががんばってるその裏で科特隊がちゃんと作戦実行してて、ウルトラマンが出て、スペシウム光線でやっつける、っていうのを考えて、やってみたいな~と思いました」
 岬 「そういうのも面白いよね。一般人がね、あの世界でどう動いてるんだろうとかね。自分の作品じゃやらなかったけど『ジオ』でやったな。一般人の話」
ゆうた「『奇跡のメール』ですよ。アキモトくんの」
 岬 「あ、そうかそうか。基本を自衛隊にしてね。…アレがさ~。『奇跡のメール』やったことによって『ジオマリン』書くのがえらい難しくなってさ~。この世界(ジオ?)のヒラヤマとあっちの世界(マリン?)のヒラヤマをどう整合性を持たせるかがさ…苦労してるよ」
ゆうた「ちなみに、この『Q』の続きというか、続編って考えた事あります?」
 岬 「ない」
結 城「ないです」
ゆうた「これ、シリーズ化するのかな?って…思って勝手にアイデアは出してたんですよ。で、今回みると、岬さんが『2007年』で」
 岬 「うん、そう書いた」
ゆうた「僕が1999年…じゃない、2000年で、結城さんが『200X年』なんですよ」
 岬 「うんうん」
ゆうた「で、全部21世紀…僕だけ20世紀ですが。まあ現代ですね。僕は…せっかく3人で書いてるんだから、1人は現代、1人は未来、1人は過去っていうそれぞれ違う時代がいいかなって。…で、お二人は未来の話なんで…」
結 城「いや。私、『200X年』って書いたの覚えてないけど、あれ、イメージは昔なんですよね。私、自分の作品に『携帯電話』とか出さないんですよ」
 岬 「あ、そうだね~」
結 城「だからどっちかというと、70年代~80年代のイメージ…」
 岬 「懐かしの学園ドラマのノリだな」
結 城「岬さんの初稿読んで、『うわ、携帯電話持ってて良いの?』って思いましたし(苦笑)」
 ここでひとこと。この翌日、『ウルトラQ』を読み返したところ、結城、第3話に『携帯電話』出しておりました。おそらく岬さんの初稿を見て、『携帯を出して良いなら出そうかな』と思って出したと思われます。
 岬 「『携帯』にはトラウマがあるのよ」
結 城「え?」
 岬 「『21』の作中に1回も出てこないのよ、携帯。なかったから、現実に。でも終わった頃にどんどん蔓延してって、今持ってない方がおかしい世の中になっちゃったから、いい加減、新作作ったら出そうと思って一歩進んだ携帯を出した。電車の中で携帯でテレビを見るとかね」
ゆうた「電車の中で『次はどこどこ』とか」
 岬 「そうそう。電車と連動したりとかでるようにしちゃえ…て」
結 城「でも、今大体できちゃってますよね~」
 岬 「でしょう?だから今、ウソ書いたって、どんどん現実に追いつかれちゃうだろうと思って。まあ『空間転移』とかは難しいだろうけど、今形が出来つつあるものはいくらウソついても現実化するだろうな、そういう安心感があるからいくらでもウソ書くけどね…。あとはアレだね。『ジオ』でさ、トミィが腕に着ける『アスコム』、今はティガでもネクサスでも着けてるじゃん?それが『21』を書き始めた頃には無かったわけさ。自衛隊だからっていうのもあったんだけど、着けてる連中がいてもいいだろうな、という発想すらなかったから、『ジオ』の時には色々活用させてもらった、ドラマ中で。だから最近のヤツにも使いたいな、と思ってるんだけど…なかなか面白い話が浮かばない…(苦笑)」
ada「結局さ、現実の世界で、あまりそれが一般的に理解されてないわけじゃないですか、『携帯』までは理解されるけど、それ以上の使い方というのがそれほど理解されてない…。さっきの、携帯と電車との連動とか、連携で全ての情報が取れる、携帯に情報が集約される社会になるんだ、というのは一部の技術マニアだけが知ってる話で、一般には知られてないでしょう。だから描くと奇想天外に聞こえちゃう。現実にはアスコムなんてのは、実際にあるし、GPSで何百メートル先に何がある、っていうのも分かるわけだし。でも一般的にはあまり伝わらないだけで」
 岬 「そうなんだよなあ。結局『21』の頃って、全然そういう知識も無かったし、情報もなかったからさ。『携帯』のけの字も出さなかったんだよね。『21』テレビシリーズ13本と劇場版まで書いておきながら、時代の先端を読んでなかったんだよね。人間ばっかり描いててさ、そういうの描かなかった。その反動が最近あるかな、と思ったんだけど、でも最新作でもそんな時代の先端みたいのを描いていない。この『Q』に携帯出して精一杯だね」
ゆうた「…話戻しますけど…」
 ゆうた人さん、話を斬って申し訳ないです。
ゆうた「ふたりが現代や未来を書くんなら、僕は『過去』書きたいな、と思って。で、「Q」が1960年代だったら、それこそ初代ゴジラの時代までさかのぼってやったら、面白いんじゃないかなって。パッと見の面白さで、実際に面白いかは別として、目新しいという意味でおもしろいだろうな、と思ったんですよ。ただ、残念ながら僕がその時代を知らないから、その時代の風俗について勉強する根性もないので、やらなかったんですけど。根性があったならやりたかった。あるいは『ド未来』。まったくの妄想で」
 岬 「続編というか、この展開のその後は考えた事はある。ウルトラマンだ、バルタン星人だって大量に出てきちゃってさ、じゃあその次にどうなったの?『ウルトラマン』というシリーズになるの?とか。科学特捜隊はどうやって組織されるの?とか続きというか考えた事あるけど、書かなかったね」
ada「小説として書くなら、成立過程というのは面白くなりそうなんですよ。でも『脚本』とすると説明になっちゃうんだよね」
 岬 「押しつけがましくなっちゃうでしょ。ここがこうの、あそこはああだ、とかって」
ada「過程は描いちゃいけないんでしょうね。ティガのTPCも設立過程は描いてなかったし。TPCがどんなモノなのかもほとんど触れられてないし。回想でたまにチョコチョコと触れられる程度で。そういう作り方だったらアリなんでしょうね。でも、本当はそのじっくりと作り上げられて行くその世界が面白いんでしょ、描きたいというか」
 岬 「そうね~」
ada「でもね、それが娯楽になるかというと、なかなか一般的には娯楽にならないんだよね」
 岬 「そうだと思う。読むほうが面白いかどうかは別になるだろうし」
ada「それは設定マニアにはたまらない世界なんだけど」
 岬 「そうね…特捜チームそのものを設立から描いたウルトラって、ないよね?」
ada「ないです。TPCが成立過程の話をフラッシュバック的にチョコっとやった程度でも珍しいですよ。設定としては語られても、はっきりと描いたものはないでしょう」
 岬 「(思い出したように)adaさん家、壊れてました?」
ada「…こなごなですよ。公団じゃないけど」
 岬 「違った?そりゃ申し訳ない(笑)」
ada「内輪受けやめようよ(苦笑)」
 岬 「どうでした?二人の?」
ada「ウン、面白かった。ちゃんと読んでないのに言うのも失礼だけど。本当にナナメ読みさせてもらって『ああ、Qだな』と思った」
 岬 「でしょ?」
ada「うん。見事に『Q』の世界。(結城に)タロウみたいっていったけど、タロウ的な世界観もアリなんですよね」
結 城「そうですか?」
ada「あのまんまやったら成立しないけど、それをフレーバーとして入れるのはアリなんですよ」
ゆうた「ここだけの話なんですけど…ウルトラQって、ほとんど見たことないんですよ」
 岬 「うん。見たことないって言ってたよね」
ada「ビックリ」
 岬 「見てないんですよ」
ada「絶対、歳ごまかしてるだろ!」
結 城「実は…私も『ゴメスを倒せ!』くらいしかちゃんと見たことないんですよ…」
ゆうた「1話見たことあるだけいいじゃないですか」
ada「きみら、歳ごまかしてるでしょう!?」
 岬 「で、この2人に書かせるとコレが出てくるっていうのがすごいでしょ?」
ada「不思議…すごく」
ゆうた「でも『初代ウルトラマン』は一応、全話見ましたから。コレ書いてから半年ほどしてから…」
結 城「初代ウルトラマンは昔、再放送も多かったのでよく覚えてます」
ada「そういう意味じゃわかるよね。『Q』で主力だった人達の、匂いというか雰囲気が出てる世界をたっぷり味わってるから、それが活かせるんだと思う。岬さんみたいにさ~、ドップリ肩まで浸かっちゃうと、これ書けて当然なんですよね。でもそうでない人にも、こう書けるっていうのはやっぱり…う~ん、うまく言えないけど…」
ゆうた「でも書いてる時には見てませんよ?」
ada「いや、自分の中に、そういうものに対する神話観がなかったら、絶対出てこないですよ。ただ見たっていうだけじゃこんなにはならない、絶対」
 岬 「それはある」
ada「だから、そもそも『ハマって』るんだね。肉体年齢が何歳か知らないけど、精神年齢というか、魂の年齢は明らかにこの世代ですよ」
ゆうた「ありがとうございます」
ada「きっとこの時代に生きてたら、すごくしっくり来てた…と思う」
結 城「(当たってるので笑ってる)」
 結城、adaさんの言葉にドキっとしました。当たってますよ。最近、女性の言葉使いが気になる方で、『魔法戦隊マジレンジャー』のマジピンクの言葉使い(キモい・ウザい等…)に難色を示しております。
 子供番組は言葉使いを綺麗に…と思ってます。周囲からは「古い」と言われますが。
ゆうた「じゃあ、この時代だったらもてたんですかね」
 岬 「30年、生まれるのが早かったね」
ゆうた「そしたら僕、50ですよ(苦笑)」
結 城「私なんて60代ですよ…」
ada「その頃、20代後半くらいだったらよかったかもね。『あの人、素敵だわ』とか言われてたかもね」
 岬 「その頃はよくても、今はもう危ないかもね。酒癖わるくなったり…」
ada「どうしてそうネガティブな方向に(苦笑)」
ゆうた「ロマンスグレーのイメージにしてくださいよ(笑)」

~チャンチャン~

…と、言う事でまだまだ座談会は続くのですが、
この後はほとんど「ウルトラQ」に関係無い話なので割愛させていただきます。面白い話満載なんだけど…(苦笑)。
m(_ _)m