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ガイマリラン第1話・後半

超勇者ガイマリラン
 第1話・後半

追記にて~

超勇者ガイマリラン 第1話
Bパート・はじまり

◆天空城
 3人は、雲の上のお城(廊下)にやってきた。
 お城というよりは、パルテノン神殿のような作りである。
真理「ここは…どこでしょう?」
アンソニー「…ヘヴン?」
 忍は窓から外を見、
忍 「…ここ、空に、浮いている…?」
 女神の間から、少女が歩いてくる。
リナ「ようこそ、天空城へ」
アンソニー「天空城?」
リナ「はい。ここは天空の女神が住むお城です」
真理「あなたが…女神様ですの?」
リナ「いいえ。私はリナ、天空の民です。詳しいお話はこの先に居られます、
 ミルフィーユ様にお聞きください」
 と、リナは3人を女神の間に通す。
 顔を見合わせる3人。

◆ 天空城・女神の間
 女神の間に来る忍達。
 女神の間は、質素ながらも清らかな空気に包まれている。
リナ「ミルフィーユ様、お連れしました」
 女神の間の奥にミルフィーユが。
ミルフィーユ「ご苦労様、リナ。そしてようこそ皆さん・・・」
忍 「あんたか…?俺達を呼んだのは」
ミルフィーユ「そうです」
 頷くミルフィーユ。
アンソニー「WHY?」
真理「なぜ…私達を…?」
ミルフィーユ「あなた方が、地球に選ばれた戦士、だからです」
真理「戦士?」
リナ「その名は『超勇者ガイマリラン』です!」
忍 「ガイマリラン…」
ミルフィーユ「天堂忍」
忍 「な、なんで俺の名前を……?」
 ミルフィーユは微笑み、
ミルフィーユ「私はいつでも地上を見ています…。忍、あなたはリーダー、
 天空の勇者ガイです」
忍 「ガイ…」
 ミルフィーユは視線を真理に移し、
ミルフィーユ「瀬川真理、あなたは海の勇者マリです」
真理「マリ…」
 ミルフィーユ、更に視線を移しアンソニーに。
ミルフィーユ「アンソニー・ランドル、あなたは大地の勇者ランです」
アンソニー「ラン…。そして…3人で、3人そろってガイマリラン…」
 頷くリナ。
ミルフィーユ「リナ、あれを」
リナ「はい、ここに」
 リナは部屋の奥から3つの腕輪を乗せた皿を運んでくる。
ミルフィーユ「皆さん、これを」
真理「これは、何ですの?」
リナ「転身兼通信用腕輪、ルーンブレスです。これを付けて、『勇者転身』してください」
忍 「…」
 3人はブレスを左手首につける。
アンソニー「WAO、なんだか戦隊ヒーローみたいだね」
ミルフィーユ「さあ、出動です!」
忍 「…よし…やってやる!」
ミルフィーユ「転送します」
 ミルフィーユの杖からの光線で3人はテレポートする。
リナ「いってらっしゃい!」

◆植物園~街中
 すでに植物園は壊滅状態。
カーズン「ふふふ…」
 怪獣リングースは全長12メートルに成長している。
 さっきよりもさらに風貌が強暴になって、植物を踏み潰す。
 カーズンは怪獣の肩に乗り、怪獣は都心を目指す。
カーズン「フハハハ…行くぞ、リングース!」
 そしてビルを、尾を振りまわして破壊するリングース。
 逃げ惑う人々。
カーズン「フハハハ…」
 愉快そうなカーズン。
忍 「待て!」
 その怪獣の目の前に転送される忍、真理、アンソニー。
カーズン「む?さっきの死にぞこないどもか?」
真理「さっきと同じとは思わない方が、よろしいですわよ」
アンソニー「WEは、伝説の後継者なんだぜ~、へへーン!」
リナ通信「あん、もう!いいから、早く転身してください!」
忍 「ああ!行くぞ!」
アンソニー「OK」
真理「よろしいですわ!」
3人「勇者転身!」
 腕輪の宝石に触れると、忍は赤勇者に、真理は青勇者に、
 アンソニーは緑勇者に変身する!
カーズン「なに?」
 光り輝く3人の勇者!
赤勇者「疾風の隼、ガイ!」
青勇者「清しきイルカ、マリ!」
緑勇者「ノーブルドラゴン、ラン!」
 各人、名乗りをあげ、
ガイ「闇を切り裂く聖なる閃光!」
3勇者「超勇者、ガイマリラン、ここに参上!」
 3人揃って見得を切るガイマリラン。
カーズン「ガイマリランだと…?」
ガイ「やい宇宙人野郎、貴様は俺が倒す!」
 ガイ、カーズンに戦前布告。
カーズン「ほざくな、やれ!」
ガイ「とう!」
ラン「ハアッ」
 ガイとランが同時にジャンプし、リングースの頭めがけてキック。
ガイ・ラン「トウリャ!」
怪獣「ガッ!」
 しかし、リングースには全く効き目がなく、手で払われる。
ガイ「く」
ラン「効いてナッシング!」
カーズン「ハアッ」
 着地したとたん、カーズンの放つ衝撃波に飛ばされるラン。
ラン「オオウゥッ!」
 電柱に激突、背中を打つラン。
ラン「いてて…」
マリ「…参ります!ミストレーザー」
 マリは右腰に下げた銃を引き抜いて撃つ。
怪獣「グルル」
 リングースは眼を光らせ、バリアを張ってミストレーザーを防ぎ、電柱を引き抜き
 バット代わりにしてマリを打つ。
マリ「きゃあっ!」
 マリも飛ばされ、車のフロントガラスを割ってしまう!
マリ「うう…」
 マリの元に駆け付けるガイとラン。
マリ「うう……」
ガイ「マリ!」
ラン「大丈夫?」
マリ「え…ええ…」
ガイ「このっ」
 ガイ、走っていきリングースの下腹部を殴る。
怪獣「グアーッ」
 殴られたリングース、怒り、口から糸を吐き、その糸がガイに絡みつく。
ガイ「うわっ」
 ガイ、もがくが糸は切れない。
ガイ「クッ…」
マリ「ガイさん!」
カーズン「いいぞ、そのまま繭に閉じ込めてしまえ!」
 ガイが徐々に繭に包まれていく。
ガイ「クッ…」
 ガイはほとんど繭の中。
ラン「そうはさせないデース」
 ランはランドアックスを構え、リングースの糸を切る。
ラン「とうっ!」
マリ「ガイさん」
ガイ「くっ…」
ラン「ガイ、今たすけてやるぞ」
 マリとランが繭を引っ張り、ガイが自由になる。
ガイ「ありがとう…助かったよ」
マリ「どういたしまして」
ラン「いいってこと」
 ラン、サムズアップ。
ガイ「(怪獣に向かい)この!よくもやったな!天空剣!」
 ガイは天空剣を手に取りジャンプ!
ガイ「たあぁっ!」
 更に横のビルの壁を蹴り、高く跳ぶ!
ガイ「Vの字斬りぃ!」
 急降下したガイが剣でVを描くようにリングースを斬り、傷つける。
怪獣「グアッ!」
 ガイが着地して振り向くと、リングースがぐったりとしている。
ガイ「やったか?」
カーズン「おのれ!」
 カーズン、剣でガイに斬りかかる!
ガイ「ぐわああぁぁ!」
 スーツのおかげで軽傷だが、膝を突くガイ。
カーズン「今だ!リングース!成長せよ!」
 カーズンがリングースにカプセルを与え飲ませると、リングースは巨大化。
カーズン「デュワ!」
 そしてカーズンも40mに巨大化。
N 「カーズンの持つカプセルは、怪獣の急成長をうながす。しかし、それは
 エネルギーを急激に消耗し怪獣の寿命を減らすのだ」
カーズン「フハハハ…」
 カーズンはガイマリランを踏みつけようとする。
ガイ「く…」
 逃げるガイマリラン。
ラン「ノー!」
マリ「そんな、巨大化なんて…!」
ガイ「どうすりゃいいんだ?」
女神の声「合体するのです」
マリ「合体…ですか?」
女神の声「あなた方は合体し、3タイプの戦士になれます。天空のガイファルコン、
 海のマリドルフィン、大地のランドラゴンへと。核になる勇者が胸の紋章をかざし、
 叫ぶのです…」
ガイ「合体か…」
マリ「どうしましょう」
 顔を見合わせる3人。
ガイ「俺にやらせてくれ…由美の仇を、とりたい…」
ラン「OK」
マリ「かしこまりました」
 ガイは胸の紋章を天にかざす!
ガイ「レエッツ、ガァイ・ファルコン!」
 3人は高くジャンプする。
ガイ「トオーッ」

◆合体シーン
 紋章が輝き、3人は赤、青、緑の光球になる。そして天空で3つの光が合体、
 ガイファルコンに変化する。
 最後に翼を広げ飛翔する。
ガイ「トアァッ!」

◆街中
 ガイファルコンがリングースの前方に降り立つ。
 その姿は、ゆうに40メートルはあり銀と紅の痩躯、そして背中には純白の翼が
 生えている。
 白銀の顔に唇はなく、6角形の翠色の瞳、額には翼をかたどったティアラをつけている。
ガイ「行くぞ!」
 ガイファルコンはリングースに突進する。
ガイ「トアッ!」
リングース「グガーッ!」
 ガイファルコンの突進によろけるリングース。
リングース「ガーッ!」
 そのままリングースは高速道路を破壊してしまう。
ガイ「ムン」
 ガイファルコン、今度はリングースの尻尾をつかむ。
リングース「ギャアアアオ!」
ガイ「トアッ!」
 前に進もうとするリングース、それを阻止するガイファルコン。
ガイ「クッ…」
 尻尾を振り回すリングース、ガイファルコンも尻尾を離さないので振り回される。
リングース「グワアッ」
 リングースは振り向き、ガイファルコンに向かって炎を吐く。
ガイ「ぐっ」
 炎に苦しむガイファルコン、力がゆるみ、尻尾をはなしてしまう。
カーズン「リングース!」
 カーズン、背後から手裏剣を投げつけ、ガイファルコンは右足を負傷。
ガイ「ウッ」
カーズン「死ね!」
 そしてカーズン、ガイファルコンの首をしめる。
ガイ「グアッ…」
 更にリングースも尻尾でガイファルコンの身体を鞭打つ!
ガイ「うう…」
 膝を突くガイファルコン、翼を広げる。
ガイ「フェザークロス!」
 ガイファルコンは翼から羽根手裏剣を放ち、カーズンとリングースに命中、
 両者とも2~3歩後退。
ガイ「ムッ!」
 構えなおすガイファルコン。
マリ声「大丈夫ですか?」
ガイ「だ、大丈夫だ…」
 突進してくるリングース。
ガイ「テーイ!」
 ガイファルコン、巴投げ一閃!
 リングースは池に落ちる。
 池の水に苦しむリングース!
怪獣「ギャギャギャー!」
ガイ「ムッ?」
ラン声「あいつ、ウォーターに苦しんでる…?」
マリ声「きっとあの怪獣は、宇宙怪獣ゆえに、水に弱いのですわ」
ガイ「そうか…だったら!」
 ガイファルコンは再び翼を広げ飛び、リングースの尻尾をつかむ。
ガイ「とうっ!」
 そしてリングースを引っ張りながら、空に舞う。
カーズン「ま、待て!」
 カーズンも、ガイファルコンを追って飛ぶ。

◆海
 海上まで、怪獣を運んで飛ぶガイファルコン。
カーズン「リングースを放せ!」
 カーズンはビームを放つが、ガイファルコンはひらりひらりとビームをかわす。
ガイ「当たるかよ!」
 逆にリングースにビームが命中。
怪獣「ギャオー」
 リングースの痛そうな悲鳴。
ガイ「ほら、返してやる!」
 ガイファルコン、カーズンめがけてリングースを放り投げる。
カーズン「なに?」
 空中で激突するリングースとカーズン、そして両者共に海に落ちていく。
怪獣「ギャギャギャー!」
カーズン「こ、こら、よせ、暴れるな…リングース!」
 もがき苦しむ怪獣。
ガイ「マリ、頼む」
マリ声「おまかせください。レッツ、マリドルフィーン!」
 ガイファルコンが3つの光に分離、マリドルフィンに再合体。
 マリドルフィンの姿は、巨大ながらもきちんとナイスバディで美女の顔立ち、
 長いストレートの髪、そして蒼いボディに真紅のマフラーを巻いている。
マリ「とう!」
 マリドルフィンは海に入っていく。
マリ「参ります…えいっ!」

◆海中
 マリドルフィン、海中から怪獣たちに近づく。
マリ「まあ…海の中でも、きちんと呼吸ができますのね」
 上方ではもがき苦しむリングース。
マリ「…では、参ります、アクアトルネード!」
 マリドルフィンが腕をクロスさせると竜巻が発生する。
怪獣「ギャギャー!」
カーズン「うわわ…!」
 その水流に押され、一層苦しむリングースとカーズン。
カーズン「ぐ」
怪獣「ギャギャギャー」
 海上へ押し上げられるリングース、
マリ「とう!」
 そのまま海から空高く放り出される。
マリ「…行きますわよ!マリトライデント!」
 マリドルフィンが、水晶の輝きを持つヤリを構え、弾丸のようにリングースに
 突っ込み、激突!リングースの身体を貫く!
怪獣「グ…ワアアアァァ!」
 爆発するリングース。
カーズン「り、リングース!」
 カーズン、空に舞う。
カーズン「おのれ、よくも!」
 カーズンは剣を取り、マリドルフィンに斬りかかる。
マリ「きゃっ!」
ガイ声「空なら俺だ!」
マリ「わかりました」
 マリドルフィンは海に飛び込む。
 海が輝き、海から飛び出してくるはガイファルコン。
ガイ「はあ、超天空剣!由美の仇をとってやる!」
カーズン「こしゃくな!」
 ガイファルコンとカーズンの鍔迫り合い。

◆女神の間
 水晶を介し、神妙な面持ちで戦いを見ている、ミルフィーユとリナ。
ミルフィーユ「いけないわ……」
リナ「え?どうしてです?」
ミルフィーユ「忍に復讐心があるうちはガイマリランの真の力は発揮できないわ…。
 それにまだ3人の心が一つになっていない…」
リナ「そ、そんな…」
 リナ、心配になって戦いをじっと見まもる。

◆海上
 ガイファルコンとカーズンの一騎うち。
カーズン「やるな…ふふふ…」
ガイ「くっ」
カーズン「だが、こんな下等生物の戦士が、俺にかなうと思うか!」
ガイ「なんだと!そんなの、やってみなくちゃわかんないぜ!」
カーズン「フヌ」
 カーズン、気がゆるみはじめて…。
ガイ「く…、たあっ!」
 ガイファルコン、カーズンの一瞬の隙をついて、カーズンの左腕を切り落とす!
カーズン「ぐあっ!」
 腕を切り落とされ、腕をおさえてうずくまるカーズン。
ガイ「ど…どうだ!」
カーズン「お…おのれ…!」
ガイ「とどめだ!」
 ガイファルコンが剣を大きくふりかざす。と、その時、1筋の手裏剣が、
 ふたりの戦いに割って入る。
ガイ「む…誰だ!」
 ガイファルコンがそう言うと、空からもう1人の宇宙人が舞い降りてくる。
ガイ「誰だ、おまえは!」
宇宙人2「・・・」
カーズン「シャラン・・・」
シャラン「…大丈夫?帰りましょう?」
カーズン「わかった。(ガイファルコンに)聞け!我らはメオット星からきた、カーズン」
シャラン「同じく、シャランよ~」
カーズン「…ガイマリラン、よくも俺の腕を落としてくれたな…!貴様の命、
 次はないと思え!フフフ…フハハハハハ…」
 と、言い残しカーズンとシャランは、テレポートして消える。
ガイ「ま、まて」
 敵を追おうとするガイファルコン。
女神の声「なりません。ガイマリラン。今のあなた達では勝てない…」
 と、女神にとめられる。
ガイ「なんでだよ…?」
女神の声「3人の心が一つになっていないから…」
 立ち尽くすガイファルコン…。

◆砂浜
 夕日を背に立つ忍、真理、アンソニー、そしてリナ。
リナ「…」
 忍は白い花束を持っている。
忍 「由美―――!」
 忍は花束を海に投げる。
忍 「俺が…もっと早くガイマリランになっていれば…」
リナ「忍さん…」
アンソニー「自分を責めちゃダメデースよ」
真理「…あの…」
 真理は手提げからハンカチを出し、忍に手渡す。
忍 「ありがとう…(名前をよく知らないことに気づき)えーと…」
真理「…そういえば自己紹介もまだでしたわね」
アンソニー「Oh、そういえば。MEはアンソニー・ランドルね」
真理「私、瀬川真理と申します。皆様、よろしくお願いします」
 深々とおじぎする真理。
忍 「俺は、忍。天堂忍だ…」
リナ「私は地上では普通の中学3年生、犬石リナです。宜しくお願いしまぁす」
 握手する忍、真理、アンソニー、リナ。
忍 「よろしく…」
真理「はい…」
アンソニー「HEY…」
リナ「がんばりましょう」
 沈んでいく夕日に、由美の笑顔が重なる…。

◆天空城・女神の間
 複雑な心境のミルフィーユ。
ミルフィーユ「忍…真理…アンソニー」
N 「ガイマリランの初戦は勝利することができた。だが、真の力を発揮するには
 3人の心を一つにしなければならない。がんばれ、まけるな、ガイマリラン!」

第1話・終わり


次回予告
忍 「俺の通う高校に、瀬川さんとアンソニーが転校してきた。なぜ?」
真理「さあ…」
アンソニー「偶然ね」
忍 「次回、超勇者ガイマリラン」
真理「『心をひとつに…』ですわ」